乳がんステージ4、主婦の日常生活。たまにお茶を添えて。

乳がん→肺転移。オタク体質のお茶好き主婦。基本は寝ています。

6冊読みました

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この花↑スーパーで買ったのですが、確か2週間ほど前に…。

水を替えるたび、造花じゃないよね?と確認してしまう。

 

さて、セカオピ・ショックから抜け切れず、うわのそらな日々です。

そうすると、なんだか体調も悪いような気がしてきて。

そんでもってまた落ち込むループに嵌る。嫌ねえ。

 

数日後に主治医の先生の予約を取ったので、

それまではすることもなく…。

 

しかし。

いつまでも落ち込んでいられるタイプでもないようで、

このスキに何しようかなと思い始める。

 

ちょうど図書館で予約していた本、6冊分の「ご用意出来ました」メールが。

もう正直、これ予約しましたっけ??と記憶も曖昧なんですが。

1年ぐらい待った本もあるんじゃないかしら。

 

とにかく市民としては借りないと。

そして期限内に返さないと。

ウチの地域は図書館の期限が2週間なのだ。

 

休み休み読むので6冊は無理かなと思いましたが、

どの本も面白くて、すっかり全部読んでしまいました。

 

では以下にネタバレしないようご紹介します~。

さあ次はあなたが予約する番ですよ(お節介)。

 

 

「違うこと」をしないこと (吉本ばなな

生き方指南のようなエッセイ。装丁が可愛いが内容とは関係なかった。

宇宙や目に見えないものについては、私には半分くらいしか理解できなかったが、読み手によって印象が大きく異なる本だと思う。

 

日の名残り (カズオイシグロ

年老いた執事によるモノローグ。訳文の素晴らしさもあると思うが、読んでいると執事の口調がクセになる。端正で居心地のよい文章で、読み解いていく快感もあった。

同じ作家の「わたしを離さないで」も読んで損はないと思います。

 

ホテルローヤル (桜木紫乃

寂れたラブホテルを舞台にした短編集。直木賞受賞。そっけないような語り口なのだが、切々と深々と、いつしか物語のなかに閉じ込められる。以前読んだ「砂上」もよかった。もっと他の作品も読んでみたくなります。

 

サラバ! 上・中・下 (西加奈子

作家の10周年記念作にして直木賞受賞。上中下巻と3冊あるが、全体にわたって背骨がピンと張っていて、崩れることなくラストを迎える。

ややこしい家族に囲まれ、世の中に対して受け身な男の子が30代になるまでの物語。

30代40代の方に勧めたくなる本だった。

 

 

以上です。

いずれも返却するのが惜しいような、読み応えのある本でした。

物語の中にいると、我を忘れますね。

 

ここ数回のブログでは、ご心配をおかけしたかもしれません。

ともかく書けるくらいには元気です。

またよかったら、覗いてみて下さい。