再びのドキドキ
先日の直木賞の発表で盛り上がったばかりですが、
「オルタネート」が本屋大賞にもノミネートされたと!
これで4月14日まで楽しみが増えました。
もちろん加藤シゲアキ先生の受賞を期待してしまいますが、
こういう賞を通じて、新しい本を知るきっかけになると、
増田担の友人が話していました。うんうん。
さて、今年2回目の抗がん剤に行ってきました。
前回から2週間経過ですが、結構体力的にはキツイ感じ。
内心(今回はナシでしょ)とたかをくくっていた。
しかし、なぜか採血の結果は低いなりに合格ライン。
前回まで1つだけ基準を超えていた項目も、
「数値が半減してるね。特に問題なさそうだよ」と先生。
はあ、もうマジ数値わかんない。
「ええと先生、私は昨日あたりにやっと少し回復したところなんで…」
とグズグズ言っていたら隣にいた夫が、
「よし、じゃあ今日はやってもらおう」って!
ちょっと待って夫。今まで診察室でロクに自己主張したことないじゃん。
突然話し出すから仰天したわ。
そんなわけで、先生と夫に両脇を挟まれた宇宙人みたいな気持ちで、
トボトボと点滴の部屋へ。
まあいいか。一応、今回はスマホに新しいCDを2枚入れてきたのだ。
点滴中ってあんまり本を読んだり出来なくて。片手がふさがってるし。
年末にNHKのThe Coversで「宮本浩次ナイト」の再放送見ちゃって。
CD買おうかな~。だったらJUJUさんのカバーアルバムも買っちゃう?
そのJUJUさんのアルバム2曲目の“One more time, One more chance”、
山崎まさよしさんの名曲のカバーですが…
いや、もう、全然違うストーリーなんですよ。
別の桜木町なんですよ←?
歌い手によって、こんなに違うのかと感動しちゃって。
ウルウルしてたら看護師さんに心配されちゃった。
名曲のカバーは、抗がん剤の点滴中は止めといた方が無難だった。
患者生活が長いと、新しいストーリーや曲を頭に入れるのって、
実を言うととても体力を使うんです。
もう本や雑誌、CDは新しく買うのやめようかなって思ってた。
でも、そういうものではないみたいだ。
新しい刺激によって生まれる、新しい気持ちがあるんだな。
それは気力体力を使うことだけど、
使ったぶんの「お返し」はちゃんとあるみたいです。
★宮本浩次さんによる女性歌手のカバーアルバム
★JUJUさんの男性歌手のカバーアルバム