「おじさんは何人兄弟?」
ボタニカル・インスピレーションカード↑
タロットにハマって、オラクルカードも欲しいなと思い、
貯まってたポイントでついに購入。
まだ使いこなせませんが、眺めていると気分が上がる、可憐なカードです(自慢)
ええと、ちょっと前の話なんですが、
夫が1週間ずっと出張に出ていたことがありまして…
「妻が重篤な病だっていう自覚がなさすぎ!」とヒートアップするオレ。
私1人では買い物だって怪しいし、メンタル面なんかもっと危ないんだぞ。
マジで何があってもおかしくないんだからなっと脅す。
当初は夫も水曜日あたりに1度戻れると考えていたのだが、
出発の前日にスケジュールを見直したらダメだったと…。
まあ仕事なら仕方ないし、あまりモメたまま送り出すのもなんなので、
「ま、覚えてろよ?」と笑顔で送り出す(怖)
週イチで訪問看護の人も来てくれますし、
その週は通院があったのでヘルパーさんも頼んでいて、
なんとか無難に乗り切ることが出来ました。
で、金曜の夜、帰ってきた夫は、私の無事と機嫌を確認しつつ、
なんだか話がある様子。どうした?
「さっき、帰ってくる時に在来線から新幹線に乗り換えたんだよ」
「ほう」
「在来線には1時間くらい乗ったんだけど、同じ駅から女の子が1人で乗ったんだ」
「女の子?小学生ぐらい?」
「7才で小学2年生だって」
「なんでそんな個人情報を?」
「それが、その子が僕の隣に座ってね、話しかけてきたんだよ」
「ええ!このご時世に」
「いや、僕も生まれて初めてだよ。大人に話しかけられることはあるけど…」
「その子のコミュニケーション力、すごいね。どんな話をしたの?」
「なんか彼女には弟さんがいてね。3才でやんちゃ盛りなんだって」
「なにそれ、可愛い! お姉ちゃんなんだ~」
「それで、『おじさんは何人兄弟なの?』って聞かれて、一瞬わかんなくなった」
「あはは。ええと、その子は1人でどこへ行くの?」
「僕が乗った駅のホームに彼女のお祖父さんかな、見送りに来ててさ。
近くにいたんで聞こえちゃったんだけど、〇〇駅までだった。
30分くらいかかるから乗り過ごさないようにって言われてて」
「そっか~30分は長いねえ。〇〇駅にはお迎えが来てるの?」
「うん、お母さんが待っているみたい。だから僕はちょっと気にしてたんだよ」
「女の子が無事降りられるかなって?」
「そうそう、だからといって僕から話しかけるのも…ねえ」
「それが、まさかの彼女から」
「そう。おしゃべり上手な子だった。可愛いもんだねえ~」
「そっか~。なんか良い話だねえ。
え、待って、それって、あなたにしか見えない子…ってことないわよね?」
「ないよ! なんか彼女は習い事?で何度も通っているみたい」
「そっかぁ、でもその子の身の安全を心配しちゃうわね。無事降りて行った?」
「うん。着いたねって手を振ろうとしたらハイタッチされた。エアーで」
「イマドキだ!」
ウチの夫とおしゃべりしてくれたお嬢さん、ありがとね。
お陰で我々夫婦の緊張も解けました。
健やかに成長してほしいなあ。