「できない」と言う練習
家事分担は夫婦間の永遠のテーマなのかもしれない。
私たち夫婦は子どもも居ないし、今さらケンカする情熱?もなく、ほどほどに暮らしていたのですが…。
私に余裕がなく、夫が疲れていたりするともう大変。
数日前ですが、家事の分担と運営?の方法について、何度目かの派手なケンカをしました。珍しく翌日に持ち越すほどの冷戦状態でした。
私がしびれを切らし、打開策を提案したところ、夫がきっぱり、
「その方法は僕にはできない」
と言ったのです。
はあ?この非常事態に?重篤な病の妻を前にして??「できない」と言う?!
何者だコイツ(←夫だな)
でも、その時の夫の言い方はストレートでシンプルだった。なんか、凄く納得した。
「できない」っていう文字で頭を殴られた感じ。
そこでなんか私もズコーっと力が抜けて。
ひとまず、今後も考えていきましょう的に、先送りすることで落ち着いたのです。
私はがん転移の診断を受けてから、自分の本心とは裏腹に、
「できない」とか「行けない」とか「食べられない」ばかり言ってきた。
それが悔しかったんだけど、「できない=ダメなやつ」ではないかも。
何が出来て、何が出来ないのか。
それを正直に伝えたら、新しく始まることってあるのかも。
まあでも、家事分担については全く解決してないのでね。また書くわ♡