乳がんステージ4、主婦の日常生活。たまにお茶を添えて。

乳がん→肺転移。オタク体質のお茶好き主婦。基本は寝ています。

お家がいちばん

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新しい抗がん剤「ハラヴェン」を始めるに当たり、

2泊3日で入院してきました。

2日目に点滴で治療を受け、特に問題なく帰宅。

 

ハラヴェンは基本、1週目と2週目に投薬、3週目が休み(採血あり)というサイクル。
そう、これからほぼ毎週通うことに。大変だわ!

 

今のところ体調的には想定内という感じ。
取り敢えず3週分のパターンをやってみて、辛いようならお医者さんと相談します。
副作用など気付いたことはまた書きます。

 

 

今回入院して、さっそく「患者文庫」をチェック。
数冊の文庫本のなかに、東野圭吾さんの「人魚の眠る家」があった。


ちょっと読んでみるか…ぐらいの軽い気持ちだったが、見事に物語に引き込まれる。

https://www.amazon.co.jp/人魚の眠る家-東野-圭吾/dp/4344028503

 

読みふけっていたら若い看護師さんが
「あ、それ私も読もうと思ってたんです!映画は見たんですよ~」と。

へえ、映画化のことは知らなかった。
「映画もおすすめです。すごく面白かった」とのこと。

映画『人魚の眠る家』公式サイト

 

そうかストーリーが医療に関係しているし。
そのへん、もうちょっと彼女に感想を聞きたかった。
それにしても若い人が本を読むと聞くと無性に嬉しい。

 

 

スルスルっと1日で読んでしまい、文庫に返しに行くと
流星の絆」が置いてある!

https://www.amazon.co.jp/流星の絆-講談社文庫-東野-圭吾/dp/4062769204

 

これ実はドラマすら見てなくて。
というか…


私は小さいころから大変にひねくれた読者で、
「世の中の誰でも知っている本は読みたくない。私だけの物語が読みたい」という、
とっても思春期的思考で本を選んできてしまった(照)。


だから世界文学全集とか、日本の古典文学とか、
王道をきちんと外しているのです。


しかし、当たり前だが、えり好みせずに読むべきであった。
古今東西、人気のある書物というのは、やはり面白い。


東野さんの本も、今回初めて読んだかも。
繊細に張られている伏線がきちんと回収されていくカタルシス
人間の持つ、常識では計り知れない心の動き。
…凄いもんだな。


東野圭吾ファンの入院患者の人、ありがとう。
家族とか、家についても考えさせられた。

 

そう、入院してホント思ったけど、
やっぱりお家がいちばん、ですね♪