乳がんステージ4、主婦の日常生活。たまにお茶を添えて。

乳がん→肺転移。オタク体質のお茶好き主婦。基本は寝ています。

「最後に1つ質問があります」

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セカオピ←セカンドオピニオンをそう略すかは不明

終わって帰ってきて、2日ほどボーっとしてました。

都心まで長旅でしたし。

 

東京で、いや日本でも有数の大病院の専門の医師を1時間独占して、

いろいろ聞いてきました。

 

結論というか大筋では、主治医の先生と同じ方向性で、

抗がん剤への移行を勧められ、いくつか薬の名前を挙げて頂きました。

 

あとは現況の把握が、私は少し甘かったというか、

「転移しているということは、さらに他の箇所もという可能性はある」

「今までの治療がしんどかったら、今後もしんどいと思います」

抗がん剤をきっかけに寝込む場合もある」

などなど。

 

自分の見通しを下方修正するパワーワードが次々に。

そのたびにメンタルをえぐられる。

 

「正確に現状を把握する」って必要だし大切だと思うけど、

そのためのセカオピなんだけど、

もう少しオブラードに包んだりしませんか(白目)。

 

たぶん、この先生は、

「より正確に、すべての情報を」伝えようとして下さったのだと思う。

 

 

私にはこの機会にどうしても聞いてみたいことがあった。

患者としても。インタビュアーとしても。

なのでこの質問を切り出すタイミングは、ほぼ終了かなという時にした。

 

「余命に関しては、あとどれくらいですか?」

 

今まで忌憚なく話して下さっていた先生は、少しだけ考えて、

 

「それは、聞かないほうがいいと思います」と。

 

データとして数字を出すことは出来るが、

聞くとどうしてもその数字にとらわれてしまう。

今後の治療によっても変ってくるし、

聞かない方がいいと思いますよ、と。

 

そうか。

言外に、思った以上に短いかもしれない可能性を感じて、複雑な気持ちになる。

 

とはいえ、きちんと話して下さる先生に対し、

自分も冷静によく話せたほうじゃないかな。

同行の夫にもそこは誉められた。

 

粛々と会計を済ませ、タクシーで東京駅へ。

しかし事件?は東京駅で起きるのです。

 

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帰り道は大雨だった - 乳がんステージ4、主婦の日常生活。たまにお茶を添えて。